「結婚しよう・・・」
「な、なにをいってる?」
おお、初めてお前のどもった声を聞いたぞ。
「いや、ずっと考えては居たんだ」
珍しくうろたえた、まぬけな表情のエドガーに私は言った。
宙ぶらりんなままずるずる続いた私たちの関係を清算する時だ。
「中途半端な関係だと思わないか?」
「いや・・・結婚?」
「ああ」
私たちは付き合ってない。
けれど、お前が他の女に話しかけているのに嫉妬する。
曖昧な言葉でお互いの出方をみる。
そして――私のことを独占しようとするお前。
「・・・」
エドガーは声を発しない。
私も急かすようなことはしなかった。
数分後漸く彼が口を開いた。
「まさか、君から言われるとは思わなかった」
心底驚いた表情からいつもの笑顔に表情を戻し、エドガーは言った。
そのままひざまずいて私の左手をとる。
「リズ・・・君が好きだ」
「好き・・・?」
「・・・愛してる」
ずるいな、君は。
そう言って私の左手にそっとキスを落とした。
「お互い様だろ?」
―――いいながら、エドガーの頬にキスをひとつ。
「リズ、私と結婚してくれないか?」
「よろこんで」
私は目の前の体に抱きついた。
そうしたら、そのまま抱きあげられる。
驚いて顔を上げれば、ほんのり朱の混じるエドガーの顔。
「・・・まずは指輪からだな」
「ああ」
「・・・・家臣たちにも報告しなければ」
「ああ」
「・・・・・日程をきめて、衣装もきめて「エドガー?」
・・・・・・・・・・なんだ?」
「照れてるのか?」
いつも歯の浮くようなセリフを吐いていたのに。
今は欠片すらでてこない。
「少しな」
顔をそむけてそう言った。
「ふふ・・・あはははは」
「!?」
「いや、幸せにしてくれよ?」
エドガーの珍しい姿も見れたし、やっぱり言ってよかったのだろう。
「ああ、必ず幸せにするよ・・・リズ」
(2011/09/13)
(2023/06/18 加筆修正)
「な、なにをいってる?」
おお、初めてお前のどもった声を聞いたぞ。
移り気な君へ三行半
「いや、ずっと考えては居たんだ」
珍しくうろたえた、まぬけな表情のエドガーに私は言った。
宙ぶらりんなままずるずる続いた私たちの関係を清算する時だ。
「中途半端な関係だと思わないか?」
「いや・・・結婚?」
「ああ」
私たちは付き合ってない。
けれど、お前が他の女に話しかけているのに嫉妬する。
曖昧な言葉でお互いの出方をみる。
そして――私のことを独占しようとするお前。
「・・・」
エドガーは声を発しない。
私も急かすようなことはしなかった。
数分後漸く彼が口を開いた。
「まさか、君から言われるとは思わなかった」
心底驚いた表情からいつもの笑顔に表情を戻し、エドガーは言った。
そのままひざまずいて私の左手をとる。
「リズ・・・君が好きだ」
「好き・・・?」
「・・・愛してる」
ずるいな、君は。
そう言って私の左手にそっとキスを落とした。
「お互い様だろ?」
―――いいながら、エドガーの頬にキスをひとつ。
「リズ、私と結婚してくれないか?」
「よろこんで」
私は目の前の体に抱きついた。
そうしたら、そのまま抱きあげられる。
驚いて顔を上げれば、ほんのり朱の混じるエドガーの顔。
「・・・まずは指輪からだな」
「ああ」
「・・・・家臣たちにも報告しなければ」
「ああ」
「・・・・・日程をきめて、衣装もきめて「エドガー?」
・・・・・・・・・・なんだ?」
「照れてるのか?」
いつも歯の浮くようなセリフを吐いていたのに。
今は欠片すらでてこない。
「少しな」
顔をそむけてそう言った。
「ふふ・・・あはははは」
「!?」
「いや、幸せにしてくれよ?」
エドガーの珍しい姿も見れたし、やっぱり言ってよかったのだろう。
「ああ、必ず幸せにするよ・・・リズ」
(2011/09/13)
(2023/06/18 加筆修正)