後輩
―――霊術院一回生
「―――たぁっ!」
―――スカッ
「っち」
「・・・フン相変わらず愚図だネ」
今思えば、一回生とかマユリちゃん倒すことしか考えてなかったですね。他は弱い人ばっかりでしたし、治安良くない地区の人なら分ると思うんですけど、基本的に自分より強いか弱いかでしか物考えてなかったので。
―――霊術院二回生
「っち!
お前、それなんだよずるい」
「ふん、貴様が阿呆なのがいけないんだヨ」
「なんだ、それ」
マユリちゃんっていつも何か作ってて、少し興味あったんですよ。マユリちゃんって聞けば結構詳しく話してくれるので、話してて楽しかった気がします。
―――霊術院三回生
「マユリ!
また、なんか作ってんの?」
「まァ、ね
飲んでみるかネ、涼香」
「絶対いやに決まってるじゃん」
この頃あたりから・・・夕実ちゃんとかと知り合って少し私も落ち着いたんですよ。
少しずつ敵と敵じゃないやつがいる事に気付いて。だから、夕実ちゃんには感謝してるんです。
―――霊術院四回生
「マーユーリーちゃん!!手合わせしよー」
「なんだね、その気持ち悪い呼び方は」
「え?しらないの?
友達は”ちゃん”付けで呼ぶんだよ?」
「初耳だネ」
―――霊術院五回生
「早く卒業したまえヨ
お前がいないと、つまらないじゃぁないかネ」
「・・・うん」
―――霊術院六回生
「ゆーみーちゃーん!!暇!」
「涅先輩が居なくなってからそればっかりですね」
「だって暇なんだもん」
思えば暇だったらマユリちゃんの所行っていましたし、趣味とかもないですし、マユリちゃん卒業してからの一年は本当に暇でした。
***
「―――こんな感じですかね?」
「・・・やっぱ、分らねぇ」
聞かれたからマユリちゃんとの思い出を話した。
それに対し、ポツリといっちゃんが呟いたのを皮切りに、ちかちゃんや剣八隊長からも同じような感想が上がる。
「てか、その夕実って子何者なんだい?」
「友達?」
「聞いてんなよ」
てか、もー帰っていい?
十一番隊の飲み会。唯一飲めない私はそう言って立ち上がった。
(2015.02.11)