Eternal Oath



常連様


いつも一輪花を買ってく女の子がいる。いつも土門君がいるときに来て、土門君から買っていく。
だから僕はその子は土門君が好きなのだと思ってた。

その日、偶然風子ちゃんが遊びに来ていて、彼女は少し迷ったようなそぶりを見せた後僕の所へ来た。


「いらっしゃい」


やはりショックだったのだろう。顔をうつむかせたまま花を一輪持ってきた。
土門君と風子ちゃんは、店先でじゃれている。


「これ、ください」
「はい、300円です」


いつも彼女は笑顔なのに今日は表情も沈んで見える。あんな二人を見たら誰だって可能性なんかないと思うだろう。


「・・・あの気を落とさないでね」
「・・・?」

「土門君の事
君、土門君の事好きなんでしょう?」
「~~~~!!?」


言葉にならない声を上げて、彼女が顔を上げた。


「私は貴方の事が!「え?」・・・あ」


・・・


「・・・・・・・あ、ありがとうございました!」


ぺこりと勢いよく頭を下げて、彼女は 走って行った。

・・・あれ、彼女お花忘れて行っちゃった。
まぁ、いいか次に来たときに渡してあげよう。その時に名前も聞いて・・・少し話でもしてみようか・・・。
そこまで考えたところで、店先から土門君と風子ちゃんが出歯亀をしている事に気付いた。


(2015.02.04)